【青春旅日記VOL.6】秋の長崎ぶらり旅(前編) ～軍艦島へ～

12 Oct

こんにちは。

モイスティーヌ平成大通りサロンの宮本優介です。

コロナもほぼ無くなり、僕の周りでは海外旅行に行っている友達もちらほらと出てきています。私はまだ海外に行く予定はありませんが、この前の3連休を使って一泊二日で長崎旅行に行ってきました！2020年の8月に行って以来なので、約二年ぶりの長崎となります。今回は二日間丸々使って色んな場所に行けたので、そのレポートを書いていこうと思います。

行き道はフェリーを使って行きました。朝7時発のフェリーに乗って、8時に島原に到着。そこから1時間半ほど車を走らせて長崎市内へ向かいました。

亀山社中記念館

まず最初に向かったのは亀山社中記念館です。

亀山社中とは坂本龍馬が作った会社です。日本初の商社とも言われており、後に海援隊となります。

亀山社中が行った一番の功績はやはり薩摩藩と長州藩の繋ぎ役となったことです。幕末当時、長州と幕府はバチバチにやりあっていたので長州は武器が欲しかったんですね。で、薩摩はポルトガルなどと貿易をしていたので沢山の武器を持っていたのですが、薩摩と長州も非常に仲が悪い。そこで坂本龍馬率いる亀山社中が間に入り、薩摩から長州に武器を、長州から薩摩には米を渡すという取引を成立させました。そしてこれが薩長同盟のキッカケとなりました。

そんな歴史に残る素晴らしい仕事をした亀山社中があった場所にこの記念館が作られています。

^{名誉館長は坂本龍馬大好きな武田鉄矢さんです}

^{亀山社中のメンバー}

記念館から少し上った所に坂本龍馬の銅像があったり、そこから長崎市内を一望できたりもしました。

坂本龍馬に興味がある方は司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を是非読んでみて下さい。心震え上がる不朽の名作です。

長崎中華街へ

記念館を出た後はホテルの近くに車を置いて、長崎中華街へ。

雨でしたが、多くの人で溢れかえっていました！丁度お昼前でお腹が空いたので老李という台湾料理店に入りました。旅行中は体重が減る傾向にあるので、痩せないためにチャーハンと皿うどんの二つを注文(笑)

^{味の濃さが絶妙で最高に美味しかった皿うどん}

^{卵多めの絶品チャーハン}

お腹をいっぱいに満たし、ここから歩いて軍艦島ツアーに向かいました。

念願の軍艦島へ！

長崎港から船で約40分、歪な形をした島が見えてきました。

軍艦島です。

見えた瞬間に感動しました。本当にあったんんだと。あの軍艦島が目の前にあります。そこにあるというより、そこに「いる」という表現の方が正しいでしょうか。なんか生きているんじゃないかと思うほど雰囲気があります。二年前、長崎に来た時には軍艦島デジタルミュージアムに行ったのですが、そこで軍艦島について色々学んで「いつかは行きたいな」と思っていたのですが、それが実現しました。

軍艦島についての簡単な説明を。1810年に端島(軍艦島)の海底で石炭が発見されました。そして1890年に岩崎弥之助(岩崎弥太郎の弟)が当時の10万円で島を買い取り三菱の石炭事業として発展を遂げます。全盛期には5,300人が島で生活をしており、人口密度は当時世界一でした。しかし、主要エネルギーが石炭から石油に移り変わり、1974年にその役目を終えました。正式名称は端島(はしま)ですが、島の形が軍艦土佐に似ていることから軍艦島と呼ばれるようになったそうです。

^{確かに軍艦に見えます}

この日は雨でしたが、波が0.5m未満だったので運よく上陸できました！※上陸できる日の方が少ないらしいです

ここは石炭が採掘されていた場所です。右側の階段がかかっている少し高い場所から真下に向かって630mのエレベータがあったらしく、そこに降りて石炭を取っていたそうです。海底で行う仕事はもちろん危険な仕事で、250人の方が下で亡くなり地上に帰ってこれなかったそうです。命がけの仕事だったんですね。その分お給料はかなり良かったそうですが。

真ん中の建物が30号棟です。30号棟は日本で初めて作られた鉄筋コンクリート(RC)マンションです。都心じゃなくてこの軍艦島が最初だったのがビックリですよね。専門家の分析によると30号棟はもう余命を過ぎているそうですが、まだ持ちこたえているそうです。いつ崩れてもおかしくないそうなので、生で30号棟を見たい方は早めに行った方がいいかもしれません。ただでさえ上陸できる日が少ない上に、軍艦島自体もいつまで持つかわかりませんからね。

まだまだ語りたい事が沢山あるのですが、長くなるのでこの辺で(笑)